鑑定コラム


 当職がこれまで鑑定に携わってきた30年間においては、第二次オイルショック、プラザ合意以降の円高不況、バブル景気、当該バブル崩壊後の景気後退、さらには近年においてのミニバブル景気、当該ミニバブル崩壊後の景気後退等と目まぐるしい経済変動を目の当たりにしてきましたが、その都度時代が求める鑑定評価も変わりつつあります。この項では、当職が経験した鑑定実務の中で、これはと思うものを列挙いたしましたので、是非皆様方にご一読いただければ幸いです。

 1.事業再生と不動産鑑定評価について

 バブル崩壊後の長引く不況のもとで、中小企業再建のための法制度の整備の一環として、従来からの会社更生法等の外、民事再生法等が整備されましたが、鑑定においても、当該法制度の下での評価が求められることになりました。これについて、当職が抱える問題点を挙げたいと思います。
T 不動産鑑定士の事業再生への参加
U 再生関連の評価
1.求める価格の種類
2.特定価格の問題
3.特定価格評価事例の傾向・性格
V 不動産鑑定士にとっての再生関連評価における問題